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鍼灸について

<鍼灸治療とは>

人間の体には、心や体を滋養する「気」や「血」が巡る通り道があります。その通り道を掃除したり、「気」や「血」が足りなければ、その総量を補ったりすることで、その人が持っている本来の力を発揮できるようになります。

鍼(はり)と聞くと痛い、お灸と聞くと熱い、というイメージがありますが、必要な場所に必要な分だけ処置された鍼やお灸は、とても気持ちの良いものです。 当院の鍼は筋肉にブスブス刺すようなものではなく、時には接触のみのとてもソフトタッチなものですので、ご安心ください。

鍼灸治療により体の変化の仕方は個人差があります。1回で満足される方もいらっしゃいますが、基本的には継続して通っていただいて、気血が十分に巡っている病気しにくい体を目指されるのをお勧めします。

<ツボとは>

からだを構成する「気」や「血」がアンバランスになると、体表がザラザラしていたり、凹んでるように感じられる場所が出てきます。それがいわゆるツボです。

そこに鍼やお灸をすることで、からだを構成する大元(陰陽五行)のバランスを整えます。 バランスが整うと、体が軽くなって動きやすくなり、気持ちが前向きになります。


WHO(世界保健機構)による鍼灸適応症

西洋医学一辺倒の日本ではまだまだ認められていない鍼灸治療ですが、徐々にその効果が国際的に認められてきています。WHO(世界保健機構)が鍼灸治療で効果があるとすでに認定されているものをご参考までに紹介いたします。
下記の表は、これらの疾患にしか効果がないというものではなく、あくまで国際基準を提示したのみです。

下記以外や原因不明の疾患でお困りの方、受診される、されないに関わらずご相談ください。
できる限りご協力させていただきます。

分類疾患名
運動器系疾患関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、いわゆる五十肩、腱鞘炎、腰痛、外傷の後遺症(骨折、捻挫、打撲、むち打ち)
神経系疾患神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー
消化器系疾患胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾
呼吸器疾患気管支炎、喘息、風邪および予防
循環器疾患心臓神経症、動脈硬化症、高血圧・低血圧症、動機、息切れ
代謝内分泌疾患バゼドウ病、糖尿病、痛風、脚気、貧血
生殖・泌尿器疾患膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎
婦人科疾患更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え性、血の道、不妊
小児科疾患小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善
眼科疾患眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい
耳鼻咽喉科疾患中耳炎、耳鳴、難聴、メニエール病、鼻出血、蓄膿(ちくのう)、咽喉頭炎、扁桃炎